社会・環境報告


2008年4月、東罐(広州)高科技容器有限公司(TGH)を設立しました。TGHは、中国本土において初めてTULCの生産・販売をする事業所になります。2009年6月から広州市の東方に位置する永和開発区に工場建設、設備導入を行い、2010年5月に500ml飲料缶の生産・販売を開始しました。当社ではaTULC(アルミ缶)500ml、330mlおよびsTULC(スチール缶)330mlの生産が可能で、現在はアルミ缶500mlを中心に生産しています。
環境面に配慮した建屋仕様、設備の導入、廃棄物処理も積極的に実践しており、今後もさらに省エネ活動を推進し、ISO認証取得に向けて活動していきます。

東罐(広州)高科技容器有限公司 堤 総経理
TULCは環境負荷を大幅に低減した缶です。ラミネート材を基材に使用したことで、従来缶の製造において不可欠であった洗浄工程と内面塗装工程が不要になりました。それにともない水処理施設が不要となり、さらに排水処理で発生するスラッジ等の固形廃棄物の排出もありません。
この当社の500mlサイズのアルミ缶aTULCは、世界的に著名な容器コンテスト「CANNEX2010」の「飲料用2ピース缶部門」にて、“Canoftheyear2010”の金賞を受賞しています(中国の金威ビール殿および珠江ビール殿ご採用の製品にて出展)。
得意先や関係官庁に対しても、環境負荷低減をアピールし、販売拡大をしていきたいと思います。

建屋設備等の環境配慮
太陽光を積極的に利用した省エネシステム
- 事務棟・会議室および食堂の屋外側が全てガラス張りになっており、昼間の採光を図っています。
- エントランスおよび応接室には東洋鋼鈑の光ダクトシステムを設置し、昼間の採光の効率化を図っています。
- エントランスの両側にはソーラーシステム内蔵の庭園灯を設置し、夜間の防犯も兼ねて夜間点灯させています。
製造ラインの設備では、大気汚染防止の観点から乾燥設備に排ガス処理装置を設置しています。中国の排ガス規制で義務付けられてはいませんが、日本国内同等の環境配慮をしています。

セキュリティ・バリアフリー対応
建屋全体には完全セキュリティシステムを採用しており、工場外周および工場の屋外に面した出入口は、監視カメラにて常時監視しています。
事務棟への入場は従業員カードで電磁ロックを解除しないと、入室できないシステムを取り入れています。
来客用エントランスは、バリアフリー仕様でスロープを併設し、身障者用のトイレも設置しています。
工場での活動事例
ゴミの分別の徹底
廃棄物の削減および有効利用の取り組みとして、製造現場ではアルミスクラップ、鉄くず、木材、段ボール、紙、プラスチック材、油、インキ、有機溶剤の分別、生活ゴミでは可燃物、不燃物、PETボトル、缶類等を分別しています。

食堂から出るゴミを削減
改善提案の一例として、当初、食堂の食器類は、給食業者が持ち込む使い捨て食器・箸を使用していましたが、金属製食器・箸に変更し、繰り返し使用することで廃棄物削減を図りました。


