社会・環境報告
安全・安心のための容器特性
容器の最も重要な役割は、内容物の長期保存にあります。古くから我々人類は容器にいろいろなものを入れて保存してきました。容器のない世界を想像してみてください。多くの農作物を収穫したり、獣や魚を捕まえたりしても容器がなければ品物は短期間で腐ったり、汚れたりしてしまい、多くのものは捨てざるを得ない状況になってしまいます。容器の存在により資源の有効利用が可能になります。
容器のもう一つの重要な機能は中身を含めた製品の輸送性の向上にあります。容器に入れることにより輸送効率は飛躍的に向上し、一度で大量のものを運ぶことができます。輸送効率の向上は言いかえれば環境負荷の低減に繋がっています。
このように本来、容器は地球環境全体の環境負荷の低減に大いに貢献しているものなのです。
容器の環境負荷
容器包装の環境負荷ってどれくらいあるの?
さまざまな産業活動にともなって発生する環境影響を、定量的に評価する方法としてライフサイクルアセスメント(LCA)があります。LCAでは、各種製品の原料採掘から製造、廃棄、リサイクルまでのそれぞれのステップごとの環境影響を求め、それらをライフサイクルに沿って足しあわせることにより環境に対する影響を総合的に評価します。
我が国で飲料用途に使用されている金属缶、PETボトル、ガラスびん等の容器は年間約600億個に達します。これらの容器の原料の採掘、容器製造、輸送、廃棄・リサイクルにともなうライフサイクルでのCO2排出量は、容器の種類により異なりますが1個あたり100から200g程度です※。その結果、飲料容器全体のCO2排出量は約600から1,200万tonということになります。この値は我が国全体での総排出量である約12億tonの0.5から1%に相当します。
※東洋製罐試算
容器メーカーとしての使命

容器はその保存性能を発揮することにより地球環境の改善に大いに貢献していますが、廃棄・リサイクルによる環境負荷の発生が懸念されています。わたしたち東洋製罐グループは、容器製造事業者として、革新や3Rの推進によるさらなる環境負荷の低減を目指しています。これまで容器製造事業者として培ってきた「包みのテクノロジー」により容器に起因する環境負荷の最小化に努め、地球環境の改善に貢献したいと願っています。

東洋製罐グループは、製造している容器に関係するリサイクル団体に積極的に参画し、2009年度は下図の国内リサイクル状況となりました。

