社会・環境報告
CO2削減のための取り組み
地球温暖化防止に向けて
東洋製罐グループでは、将来の低炭素社会に向けて、CO2をはじめとする温室効果ガスの排出量を削減することがこれからの重要な企業責任であると考えています。生産体制の再構築と設備投資を行うことでエネルギー効率の良い生産を実現し、同時に新規技術開発を進めてCO2削減を推進します。
| 目標 | 実績 | |
|---|---|---|
| グループ主要8社 | 13%削減 | 20%削減 |
| 東洋製罐(単体) | 6%削減 | 6%増加 |
CO2排出量の実績報告
東洋製罐グループでは、2005年に2010年度を目標年としたCO2削減目標を設定し、削減活動を進めてきました。生産性向上、燃料転換、廃熱回収、省エネ設備導入といったさまざまな取り組みによって2003年度をピークに排出量を大幅に削減しました。
主要8社の生産拠点における2010年度のCO2排出量は、1,200千tonとなり、基準年度比20%削減(前年度比5%削減)と目標を大幅に達成しました。
しかし、東洋製罐単体でみた場合、ピーク時の排出量からは大幅に削減しているものの、1990年代の増加分を削減活動によって吸収しきれず、2010年度のCO2排出量は、548千tonとなり、基準年度比6%増加(前年度比8%削減)と目標を達成することができませんでした。1990年代の排出量増加はPETボトルの生産増強によってエネルギー使用量が増加したことが主な要因と考えられます。しかし、温暖化対策推進法での調整後原単位を使用した場合、目標値とほぼ同等の排出量となりました。
2020年度目標の設定
日本は、CO2をはじめとする温室効果ガスの排出量を2020年までに1990年比25%削減することを世界に表明しています。東洋製罐グループは、日本が掲げた目標の達成に貢献すべく2020年度を目標年とした新たな削減目標を設定しました。
中期経営計画の将来予測などを用い、2020年度までの予想生産数量と削減施策から予想排出量を算出し、目標値を設定しました。削減対象範囲も2010年度目標から拡大させ、グループ一丸となって取り組んでいきます。
| 目標 | |
|---|---|
| 2015年度排出量 | 1990年度比で20%削減 |
| 2020年度排出量 | 1990年度比で25%削減 |
※対象会社 : 国内グループ会社
対象拠点 : 生産拠点および非生産拠点
物流活動にともなう排出は別途目標管理する
物流部門でのCO2排出量
2010年度、東洋製罐単体の物流部門でのCO2排出量は42千tonとなり、2009年度比90%、1999年度比68%と、減少させることができました。
在庫を減少させたことにより、ストックポイントを通さずに需要地へ直送する機会が増え、輸送量は前年度比6%の削減となりました。また、より需要地に近い工場で生産する体制を強化したことにより、長距離輸送が一段と減少し、総輸送距離は前年度比7%の減少となりました。
モーダルシフトについては、長距離輸送が減少したために、海上輸送の利用機会は減少気味ですが、機会を捕らえて極力利用するように努めています。また鉄道輸送については輸送枠の確保、コンテナ等輸送機材の制約、トラックによる末端輸送等でコスト面でもメリットを見出すのは困難であり、対応に苦慮しています。
震災の影響について
3月11日に発生した東日本大震災では、当社仙台工場が大きな被害を受けたため、東北地方への供給については、他地域からの長距離輸送とならざるを得ず、CO2排出量の増加は避けられません。
CO2排出量の削減の取り組み
- 在庫を削減し、社外での保管量を減少させて、直送機会の増加を図ります。
- 需給システムの活用により、生産機会の最適化や生産能力の向上を図り、より需要地に近い工場で生産する体制を構築します。
- 長距離輸送のみならず、短距離輸送においても配車支援システムを活用し、トラックの往復利用を推進し空車回送の削減を行います。
- 長距離輸送の機会を捕らえて、トラック輸送よりもCO2排出量の少ない輸送機関の利用を進めます。


