当社はタイの子会社Bangkok Can Manufacturing Co.,Ltd(以下、BCM)の製缶プラントにおいて、従来の製造方法(DI 缶製造)を改良した低環境負荷型の製缶ラインを導入するプロジェクトを進めて参りました。
この度、京都メカニズム推進・活用会議における審査の結果、本プロジェクトが日本政府により小規模CDM事業として12月10日に承認されました。
本プロジェクトでは当社が独自に技術開発した低環境負荷型製造ライン(以下、TULC製造ライン)を採用することで、飲料用金属容器を製造する際のエネルギー効率を高めることにより、製造に必要なエネルギーの排出量を二酸化炭素換算で年間1,800トン削減する計画です。
また、DI缶製造ラインでは1缶あたり約150gの水を使用しますが、TULC製造ラインでは水を一切使用しません。水資源が重要な地域では、より一層の低環境負荷効果を発揮します。
今後、本プロジェクトのホスト国であるタイ政府による承認および国連CDM理事会における登録を経て、CDM事業として実施が可能になります。
本プロジェクトについては経済産業省のホームページでも掲載されています。
【 東洋製罐株式会社 環境部 TEL:03-3508-2158 】
※CDM事業 … | Clean Development Mechanismの略 京都議定書で定められた京都メカニズム(柔軟性措置)の一つ。 先進国の資金や技術援助により、途上国において温室効果ガスの排出削減等につながる事業を途上国と協力して実施し、その排出削減量(の全部または一部)を先進国が排出枠として獲得できる制度のこと。 |
※ T U L C … | Toyo Ultimate Can |