Technology技術情報
ラミネート工程
ラミネート工程:代表的なラミネート方法
(1)ドライラミネート
ドライラミネートとは、基材表面に接着剤を塗布した後、乾燥装置内で溶剤を蒸発させ、第2基材と熱圧着する方法です。
- 基材表面に各種コーティング方法によって接着剤溶液を塗布
- 乾燥装置内で溶剤を蒸発させ、基材表面に溶剤を含まない均一な接着剤薄層を形成
- 第2基材と熱圧着ラミネート
(2)押出コートラミネート
押出コートラミネートとは、熱可塑性樹脂を溶融して、フィルム状に押し出したものを、基材にラミネートする方法です。
- 樹脂を溶融して、Tダイと呼ばれるスリット状のダイからフィルム状に押出
- 予めアンカー処理(接着助剤をコーティング)した基材にラミネート
- 冷却ロールで冷却・固化
(3)押出コートラミネートの応用
- サンドイッチラミネート法:
溶融樹脂を一方の基材に押出し、別のアンワインダー(巻出し機)から第2基材を供給し貼り合わせます。 - タンデムラミネート法:
シングルラミネート機を2台つないで一度に5層構成の基材を作ります。
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- 印刷
- 軟包装用途の印刷には、大別すると2つの方法、凹版印刷方式であるグラビア印刷と凸版印刷方式のフレキソ印刷があります。
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- ラミネート
- 2層以上のフィルムまたはシートを積層(ラミネート)することにより、単体では担うことができない性能を付与します。
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- スリット
- スリッターの機能としては、本来のスリット加工のほかに、リワインディング(Rewinding)機能があります。前工程における不良を修正するのがリワインディング工程です。
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- 製袋
- ラミネートされた原反の内面同士を熱で溶融接着させ、所定サイズの袋を自動的に製造する工程です。袋形態は数多くありますが主な形態は、(製袋上がり)三方シールの平袋およびスタンディングパウチの2種類です。