• Action環境報告
主要環境パフォーマンス
2019年度マテリアルフロー[東洋製罐事業グループ]
エネルギー消費量
電力使用量
燃料使用量
水使用量
排水量
材料投入量

東洋製罐事業グループの集計対象10社 (製造会社9社、非製造会社1社)

東洋製罐、本州製罐、琉球製罐、日本ナショナル製罐、東洋製版、福岡パッキング、ジャパンボトルドウォーター、ティーエムパック、東洋製罐グループエンジニアリング、東洋メビウス

地球温暖化防止

サプライチェーンでの温室効果ガス排出量

サプライチェーンでのGHG排出量(2019年度)
合計
2,397千ton
93千ton
4%
388千ton
16%
1,916千ton
80%
Scope3
内訳

東洋製罐事業グループでは、自社からの温室効果ガス(GHG)排出量である直接排出(燃料等の燃焼にともなうScope1)と間接排出(電力使用にともなうScope2)に加え、サプライチェーンの上流および下流の排出量(Scope3)の算定を試みました。
東洋製罐事業グループの環境ビジョンであるGreen Challenge 2050で、CO2排出量は2050年までに2013年度比50%削減を目指しています。
グループ国内事業所における2019年度のサプライチェーン全体での排出量は、2,397千tonとなり、そのうちScope3の排出量が80%を占めていることがわかります。
さらにScope3の内訳を見ると、購入した製品(カテゴリ1)が77%、販売した製品の廃棄(カテゴリ12)、輸送配送(カテゴリ4)と続いています。このことから、購入した製品すなわち原材料の調達にともなうGHG排出量の削減への取り組みが重要です。製品の軽量化、再生材料の利用、植物由来材料の利用などの推進を図っていきます。

事業活動におけるCO2排出量(Scope1+Scope2)

生産活動にともなうCO2排出量

エネルギー由来のCO2排出量を削減するため、東洋製罐事業グループでは、省エネ設備への更新や、生産性向上に向けた活動が進み、2019年度の国内CO2排出量は、481千tonとなりました。
引き続き、設備更新、製造ラインの統廃合、生産効率向上などの省エネルギーにつながる取り組みにより、削減に努めていきます。

Column省エネ設備の導入

東洋製罐は2019年度39件の設備更新を行いました。省エネの設備更新により、年間で1,170tonのCO2排出量削減効果を見込んでいます。

【事例】真空ポンプの更新
東洋製罐埼玉工場では、30年近く旧式の真空ポンプを定期整備しながら運用してきましたが、老朽化にともない省エネ設備に更新しました。新しい真空ポンプはインバーター搭載のため効率が良くなり、年間470tonのCO2排出量削減につながります。

Columnタイの事業所で太陽光発電システムを導入

Toyo Seikan(Thailand)Co., Ltd. では、2019年10月に太陽光発電システムを導入しました。東洋製罐グループとして、タイ国初の設置となります。屋上に設置した1,134枚の太陽光パネルにより、出力374kW、年間発電量530MWhが見込まれ、約280ton/年のCO2排出量の削減につながります。今後も東洋製罐事業グループでは、温暖化対策の一つとして再生可能エネルギーの導入推進を行っていきます。

物流におけるCO2排出量

東洋製罐事業グループの物流でのCO2排出量

東洋製罐事業グループの物流に関するCO2排出量は、モーダルシフトの推進、長距離輸送の削減や新型トラック導入など輸送効率が向上したことにより、2019年度が39,111tonと前年より減少となりました。 引き続き、モーダルシフトの活用などを進め、CO2削減に取り組んでいきます。

廃棄物の削減

廃棄物総排出量の削減

廃棄物排出量・埋立量

東洋製罐事業グループでは、各事業所から排出される廃棄物の削減と再資源化に取り組んでいます。
2019年度の廃棄物総排出量は、前年度と同様に廃プラスチック市況の影響で有価での売却が減少したため、増加する事業所の多い傾向が続いています。また、生産数が増加した事業所があったことより、前年度比4%の増加となりました。また、埋立量に関しても同様に前年度よりも4%増加しました。
今後もさらなる環境負荷低減を追究し、廃棄物の削減に取り組んでいきます。

水資源の保全
水使用量

各事業所における水管理

東洋製罐グループではEco Action Plan 2030において、水使用量30%削減を目標として掲げました。東洋製罐事業グループとしても、Green Challenge 2050にて水使用量の半減および水のリスク評価などをビジョンとして掲げています。
東洋製罐事業グループの各事業所では、製品の洗浄・冷却などに水資源を利用しています。水資源の効率的な利用と効率的な生産、排水の再利用などに取り組み、2019年度の水使用量は3,337千m 3 と前年度からさらに減少しました。
また、排水管理は各事業所で排水基準の規制値よりも厳しい自主規制値を設定し、排水処理を行った後、海や河川など地域に戻しています。今後も処理効率の向上や排水の化学物質の管理を徹底し、水質汚濁の防止と水資源の保全に努めていきます。

水リスク見える化の取り組み

水に関する事業活動への影響を把握・軽減していくため、水リスクの見える化に取り組んでいます。2018年に実施したAqueduct評価ツールを活用した評価では、東洋製罐事業グループの国内外の主な生産拠点のある地域で、高リスク評価の事業所はありませんでした。2019年は、東洋製罐グループとしての事業所における水管理状況を把握するため、国内77の生産拠点を対象にアンケート調査が行われ、東洋製罐事業グループとして調査に協力しました。この結果と調査結果から得られた専門家のアドバイスもとに、削減目標の設定や、節水以外の施策を検討し、水資源の保全活動につなげていきます。

水リスクの概要書とアンケート

化学物質管理

化学物質の管理

PRTR法対象物質の排出・移動量

東洋製罐グループにおけるPRTR法対象物質排出・移動量のうち約3割は、フィルム製品のインキ・溶剤に含まれるトルエンです。これまでもトルエンフリー材への切り替えを進めていましたが、2019年度はさらに多くの品種で切り替えが進んだことで、排出・移動量を削減することができました。

環境コミュニケーション

東洋製罐事業グループは、容器を通じて環境を学んでもらおうと、次代を担う子供たちへの教育支援活動として、小・中・高等学校を対象にした出前授業を実施しています。また環境イベントへの参加などを行っています。

環境出前授業

東洋製罐では2011年から出前授業を開始し、東洋製罐グループ各社と協力して対応しています。2018年は東洋製罐グループとして6校で容器包装の3Rに関する授業を行い、積極的に活動に参加しています。
また、2019年10月より申込みの窓口が増えました。これまでの環境出前授業は、自治体登録制度等を経由しての申込みがメインでしたが、東洋製罐グループホールディングスのホームページから直接、環境出前授業の依頼ができるようになりました。
また、学校ごとの要望に合わせたプログラム作成については、学校側と事前に打合せ等を行い別途対応しています。

※現在新型コロナ感染防止のため受付中止

川越市立野田中学校

横浜市立霧が丘学園小学部

参考URL

東洋製罐グループの教育支援プログラム
https://www.tskg-hd.com/csr/school/

川越市立野田中学校

横浜市立霧が丘学園小学部

缶くんの環境教室

東洋製罐では、大崎フォレストビルディング1F「容器文化ミュージアム」の夏休みイベントに合わせて、環境啓発を目的とした外部向け環境教室を開催しています。2019年は小学校4~6年生を対象として、「海ごみとプラスチック」をテーマに、暮らしの中のプラスチックや海ごみの発生メカニズムについて学び、それぞれが考える海ごみを減らす取り組みを発表しました。ペットボトル用のオリジナルラベル作成とシュリンクの実演など、親子で興味を持って頂けたようでした。

※2020年は新型コロナ感染防止のため開催中止

講義の様子

ラベルのシュリンク実演

キッズサイト

子供向けのキッズサイト「容器を学ぼう」は、東洋製罐グループのキッズサイトとしてリニューアルいたしました。これまでの東洋製罐の各容器の役割、歴史や環境についての豆知識、自由研究ワークシートなどの情報を整理し、グループの容器情報を追加しました。今後は、グループ各社のコンテンツを徐々に充実させ、容器の特徴や魅力を発信していきます。

参考URL

容器を学ぼう
https://www.toyo-seikan.co.jp/kids/

環境イベントへの参加 しながわECOフェスティバル

[東洋製罐グループホールディングス、東洋製罐、東洋ガラス、東罐興業]
しながわECOフェスティバルは、地域の団体などの環境活動をアピールし、環境問題を通して世代間の交流の輪を広げる目的で毎年5月に開催されています。2019年は東洋製罐グループホールディングス、東洋製罐、東洋ガラス、東罐興業の4社で出展し、容器のエコを紹介し、あき缶釣り、パウチを使ったバッグ作りなどを行い、地域の方々と直接交流し、容器に親しみを持っていただける良い機会となりました。

※2020年は新型コロナ感染防止のため開催中止

海洋プラスチック

近年、プラスチックごみによる海洋汚染の解決策として脱プラスチックが注目されるようになりました。東洋製罐は、製造するプラスチック製品に再生プラスチック・生分解性プラスチックの導入やペレットの流出防止の取り組みを行っています。また、プラスチックごみを少なくする取り組みとして、美化活動にも力を入れています。

樹脂ペレット漏出防止対策の徹底

プラスチック製品の原料である樹脂ペレット(数㎜の大きさ)が工場敷地外へ漏出すると、海洋プラスチックごみとなってしまいます。以前より、路面にこぼれた樹脂ペレットが工場敷地外へ漏出しないよう、雨水溝に金網を設置するなどの対策は実施してきましたが、今般、漏出ゼロを目指した管理徹底のため、東洋製罐グループ共通の「樹脂ペレット漏出防止ガイドライン」が策定されました。これをもとに東洋製罐事業グループでは「漏出可能性のある場所の特定および防止策の検討・実施」「日常管理」「監査」など、各社の環境マネジメントシステムの中で、運用を開始したところです。

ペレット捕集用スクリーン設置例(雨水枡)

美化活動 −ピリカの活用−

2018年よりごみ拾いアプリ「ピリカ」を活用し、これまで個々の事業所で地道に行っていた美化活動が、パソコンやスマートフォンから簡単に投稿・閲覧できるようになりました。東洋製罐グループの企業サイトにおいて、各社、各事業会社、いろんなグループが全国で活動している様子が分かります。東洋製罐は全事業所および事業グループに参加を呼びかけ、活動に賛同した事業所の美化活動の様子を公開しています。2019 年度の取り組み結果は、参加人数は889人。拾ったごみの量は10,236L。活動時間は38時間となりました。
取り組みを社外に向けて情報発信するだけでなく、交流の場となるように引き続き取り組んでいきます。

参考URL

ごみ拾いアプリ「ピリカ」
東洋製罐グループホールディングスのページ
https://www.pirika.org/u/5256552586149888

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