• Packaging容器の技術革新
  • エコな容器への挑戦

01

持続可能な容器づくりを目指して
容器の軽量化(リデュース)

東洋製罐の事業グループ各社では、材料使用量を削減するため、容器の軽量化に取り組んできました。容器を軽量化すれば、金属缶の材料である鉄やアルミ、PETボトルの材料である石油など枯渇資源の使用量を減らすことができます。例えば飲料容器の重量は2004年度と比較して軽量化が進んでおり、容器の機能を損なわないギリギリのレベルまで来ていますが、Eco Action Plan 2030ではさらなる軽量化を目標とし、引き続き限りある資源を有効に利用できるよう努力を続けています。

飲料用容器の重量変化
飲料缶の軽量化

スチール缶、アルミ缶は、より薄い鋼板やアルミ板を使用することで軽量化を進めています。スチール缶は14%減、アルミ缶は6%減までリデュースが進んでいます。

スチール缶
PETボトルの軽量化

PETボトルは、デザイン形状や成形条件などの工夫により、樹脂の使用量を減らすことで9%軽量化しています。

社会的課題の解決に向けて

あき缶の散乱が社会問題となった1970年代、東洋製罐は業界団体と協力して散乱防止やポイ捨て防止の美化活動などの取り組みを開始しました。2000年には容器包装リサイクル法が完全施行され、各容器団体を通じて、分別排出への理解と協力を呼びかけてきました。
そして現在、世界中の海や川において、資源回収されずに流出したプラスチックごみが海洋汚染を引き起こし、海洋生物の生命を脅かす一因となっています。
東洋製罐事業グループとして、容器の軽量化やごみの散乱防止の取り組みだけでなく、現在一部のプラスチック製品に使用されている再生材・植物由来樹脂の利用率を徐々に増やしていきます。簡単に解決できる問題ではありませんが、さまざまなアプローチで「つくる責任」を果たしていきます。

02

斬新なデザイン缶
「FINE(ファイン)」
強度も重さも変えずに斬新なデザインを訴求できる容器

「FINE」は缶の肩部(ネック部)にエンボス装飾できるユニークなデザイン缶です。
これまでは缶の胴部への加工が一般的でしたが、肩部に加工を施すことで、商品名やキャッチコピーなど人目を引く装飾付きのパッケージを提供することができます。さらに、エンボス装飾をしても容器の強度はそのまま、アルミ材の厚みアップの必要がないので重量も重くなりません。つまり、軽量化とデザインの差別化を両立したアルミ缶の提供が可能になったのです。
「FINE」を手にした消費者は、印象的な文字デザインを目にするだけでなく、触れて感じられる、という新たな容器の楽しみを発見できるでしょう。

FINEの製造ライン立ち上げメンバー

Cans of the Year Awards プロトタイプ部門 銅賞を受賞

The Can Maker Summit 2019にて、ネックエンボスFINEが Cans of the Year Awards プロトタイプ部門 銅賞を受賞
https://www.toyo-seikan.co.jp/news/20191101_2885/

東洋製罐㈱ 飲料用アルミ缶のラインナップ

aTULC
https://www.toyo-seikan.co.jp/product/beverage/can/atulc/
※aTULCは、製造工程で水を使用しない、環境に優しいプロセスを使用して製造されているBPA-NIの飲料缶です。

DI缶
https://www.toyo-seikan.co.jp/product/beverage/can/dican/

03

中身が流れ落ちやすいプラスチック容器
「SLIDEX(スライデックス)」
「使いやすさ」と「エコ」な容器で
社会的な課題解決にも挑戦する

残りが少なくなったケチャップやマヨネーズは、逆さにしてもなかなか落ちてこない、中身が残ってもったいない、最後まで使い切れない、そんな経験はありませんか?今まで利用者にお願いしていた手間をなくす新容器「SLIDEX」は、容器の内側に液体でごく薄い膜を作ることで、中身が自然にゆっくりと流れ落ちます。液体の膜で中身が容器にくっつかないから、中身を取り出す時間を短縮できます。中身がなくなるまで流れ落ちる効果が持続するから、ケチャップなどを最後まで使い切る際、はさみで切って取り出す手間も不要になります。弊社の測定では中身残量が0.2%という結果が出ており、食べ残しの量が大幅に減ることで食品ロスの削減にも貢献します。

04

世界初!炭酸飲料を詰めても丸くならない
角型PETボトル
これまでの常識に挑戦する新たな容器

炭酸飲料のPETボトルは、炭酸ガスで容器が破裂するのを防ぐために丸型形状のボトルが使われてきました。東洋製罐は、これまでの既成概念を覆し耐圧ボトルで角型形状というイノベーションを達成しました。
このボトルは、ボトル断面の形状が変形方向の異なる形状を積み重ねたデザインにしたことで、ボトル内圧の膨らみを抑制した角型のデザインを実現しました。底部は今までの製品イメージを損なわない新設計の形状を採用しています。
丸型から角型になったことで、デザインの幅が広がるだけでなく、ダンボールケースに無駄なく収容することができます。輸送時のトラック積載効率がアップし、CO2削減も期待できます。
これまでの技術を守りながらも、新しく環境にも配慮した、これまでにない新しい容器開発に挑戦しています。

これまでの耐圧ボトル
ボトル胴部の形状:丸型
底部形状:5本足

新形状により、炭酸ボトルに新たなデザインの可能性を提案

ボトル側面の形状がボトル内圧によるボトルの膨らみを抑制し、四角い形状を維持できます。

ダンボールに隙間なく詰められるから、トラック輸送時の積載効率アップ

角型化によりトラック輸送時のダンボールのデッドスペースを大幅に削減できます。また、ボトルを詰めるダンボールのサイズも縮小できるので、積載効率アップが見込めます。

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