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TOYO PACK KIYAMA
環境にやさしい製造システムを導入し、
最高品質の飲料をスピーディーにお届け

九州・中国エリアにおける需要増加への増産対応および容器製造から充填までのワンストップ提案によるブランド価値向上を目指し、東洋製罐基山第二工場の土地、建物を利用して飲料充填事業の要となる会社としてTOYO PACK KIYAMAを設立しました。
東洋製罐では「第6次中期経営計画」として、2021年から5か年計画を策定し、持続的な成長への挑戦を方針として、実現に向けたアクションプランを推進しています。中でも当社グループで初めてアルコール飲料充填を手掛け最新の充填システムを導入したTOYO PACK KIYAMAの設立は、飲料充填事業の拡大に大きな役割を担っています。

※充填:ガラスびんや缶、PETボトルなどの容器に内容物を詰める作業のこと

TOYO PACK KIYAMAの概要

TOYO PACK KIYAMAは2020年11月2日に東洋製罐および、宮崎県農協果汁株式会社、日本果実工業株式会社の共同出資で設立された飲料の受託製造会社です。
東洋製罐の長年培った密封、殺菌、充填、容器技術を活かし、宮崎県農協果汁株式会社、日本果汁工業株式会社2社の信頼に基づく、豊富な飲料製造技術、品質管理技術など3社の「ものづくり」の強みを持ちより、最高の環境で、最高の商品をお客さまに提供していきます。

ホームページ: https://www.toyopack-k.co.jp/

環境にやさしい製造システム
~次世代高速シーマ NEOSの導入~

シーマとは、二重巻締によって缶胴とふたを接合する機械です。TOYO PACK KIYAMAは新型シーマNEOSを導入し、2022年3月から本格稼働しています。NEOSは、東洋製罐グループエンジニアリング株式会社が開発した、「容器と人にやさしいシーマ」をコンセプトに環境への配慮、品質向上、省人化・省エネを兼ね備えた次世代の最新式シーマです。サプライチェーンでの環境負荷低減に貢献します。

次世代高速シーマ NEOSの導入

エコポイント①軽量化への対応

東洋製罐グループEAP2030では枯渇性資源の使用量削減を掲げており、東洋製罐事業グループでは金属缶の軽量化を進めています。
NEOSは、缶蓋の押さえるタイミングを変更した事で、缶蓋と缶胴が接する際の負荷を低減しました。
負荷を低減したことで、軽量化した金属缶に対応しています。

エコポイント②使用材料の削減

従来の設備と比べて、シール構造を見直したこと(非接触シールの採用)により、交換消耗部品点数を削減(従来比40%減)。また、使用しているオイルについても、30リットルと従来機と比較して34%削減しています。

エコポイント③洗浄水量の削減

設備の洗浄において、洗浄ノズルの配置最適化やスピンノズルを採用することで、水の使用量を削減しました。また、洗浄時間の短縮も実現する事が出来ました。

PETライン設備導入について

2022年4月に新アセプ充填システムの導入を開始し、2022年12月から本格稼働しています。
PETボトルの充填において、従来のボトル殺菌からプリフォーム殺菌に変えることで薬剤使用量の低減、作業工数の削減、メンテナンスにかかる時間の短縮ができます。
TOYO PACK KIYAMAは、東洋製罐ではこれまで経験のない缶入りアルコール飲料充填事業や新システムを導入した新アセプ充填事業など日々試行錯誤を重ねながら会社一丸となって取り組んでいきます。


2021.12

~缶のつくり方を一から見直す~
これまでにないコンパクト製缶システム
「aTULCコンパクトライン」

2020.12

食品ロスとオキシガード
~容器機能の向上による社会課題への貢献~

2019.12

ワインのおいしさを長く保つ缶の開発

2018.12

もっと軽くて丈夫な缶をつくる限界への挑戦

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