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蓋の製造工程

蓋は缶胴に巻締めることにより接合される部品(2ピース缶の場合は一つ、3ピース缶の場合は二つ必要)で、英語ではエンド(end)と呼ばれています。
缶詰は金属容器を使用しているため、開缶には缶切りなどの器具を用いていましたが、時代が進むにつれて次第に缶切りを必要としない開缶法が考案され、現在では缶にスコア(切り込み)を入れタブを起こして開けるイージーオープン蓋が主流となっています。 イージーオープン蓋には、蓋の一部が開口する「パーシャルオープン蓋」(主に飲料缶用)と、蓋の全周が開口する「フルオープン蓋」(主に食品缶用)があります。
イージーオープン蓋は通常、シェルプレスで加工した蓋(シェル)に、ライナーでシーリングコンパウンド(ゴム状の密封材)を蓋の全周に塗布し、コンバージョンプレスでスコア加工・リベット加工してタブをかしめて製造されます 。

下記は、飲料用アルミSOT蓋の製造工程の例です。

飲料用アルミSOT蓋の製造工程例

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